消費生活相談員資格試験 過去問解説

消費生活相談員資格試験対策としては過去問を多く解くことが近道です。しかし、過去問の回答の解説がなかなか市販されていないため、独自で作成

消費生活相談員資格試験 30年度 3問

平成30年度 消費生活相談員資格試験 3問

3. 次の文章の[ ]に入る最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

 

【語群】 1. 工業標準化法 2. ボンド保証 3. 営業登録保証 4. 自動車検査独立行政法人法 5. 認定検査 6. 募集型企画旅行 7. 受注型企画旅行 8. 文化庁 9. リコール 10. JIS 認証の取消し 11. 観光庁 12. 手配旅行 13. 道路運送車両法 14. 旅程保証 15. 景品表示法 16. 燃費データ検査 17. 弁済業務保証金 18. 完成検査 19. JIS 認証の自主返納 20. 1ヵ月間の営業自粛

 

② 2017(平成 29)年は、多数の消費者に損害を与える社会的に影響の大きい消 費者被害が相次いだ。 旅行業者があらかじめ旅行計画を作成して旅行者を集めるものを[ カ ]、 旅行業者が旅行者からの依頼により宿泊施設や乗車券等のサービスを手配する ものを[ キ ]と呼んでいる。主に海外旅行の[ カ ]を、格安を強調し て販売した旅行業者が、多数の旅行者から旅行代金の一部又は全額を受領した まま経営破たんした事件が発生し、旅行業者の経営破たんとしては史上最大規 模の事案となった。この事件をきっかけに、旅行業者が経営破たんした場合の 弁済制度に関して、[ ク ]は、ワーキング・グループを立ち上げて検討を 重ね、[ ケ ]制度の分担金の引上げや、民間による任意の[ コ ]制度 への加入の促進等の措置を講じることとした。

【解答】カ:⑥募集型企画旅行 キ:⑫手配旅行 ク:⑪観光庁 ケ:⑰弁済業務保証金 コ:②ボンド保証

  • 旅行業には、あらかじめ業者が企画する「募集型企画旅行」と旅行者からの依頼による「受注型企画旅行」がある。海外の「募集型企画旅行」を行うには第1種に限定されている。
  • 旅行者の求めに応じ、運送や宿泊の手配をする「手配旅行」がある。
  • 旅行業者が倒産した場合には、消費者は旅行業者が供託している営業保証金から弁済を受けることができる。
  • 旅行業者が旅行業協会に加入している場合には、旅行業協会が供託している弁済業務保証金から弁済を受けることができる。
  • 日本旅行業協会が従来の弁済業務保証金制度に上乗せする保証制度を「ボンド保証制度」という。この保証システムに加入している旅行会社が倒産した場合には、法律で定められた弁済限度額に加え、ボンド保証制度からの保証金も支払われる。